ハンター紀行 息子のムスコは・・・・・・孫だろがっ!

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息子のムスコは・・・・・・孫だろがっ!

2007.08.29 (Wed)
27日夕刻、ゴン(息子)が誕生した。

3300gを超えるも、自然分娩でのお産だった。
初産にしては意外なほどの安産。
前日の夕刻に所謂「おしるし」があり、翌朝の7時から陣痛が始まる。
それから丸半日は背中や腰を擦ったり、勇気づけたり、一緒にいきんだりと、途方もなく体力を使った。
病院内は妊婦が多いため、エアコンの温度設定も高め。
全身を汗がつたう。
翌日は完全に全身筋肉痛だろうなと、ふと思う。
「ふ、ふにゃぁ」という助走の後、「おぎゃぁぁぁぁーーーーー」と、悲鳴のような産声が部屋中に響いて、夫婦で安堵のため息を深くついた。家族が1人増えた。

問題はそこからだった。

心拍と呼吸が弱いと担当医に言われ、一瞬だけタオルに包まれた我が子を抱きしめたと思ったのもつかの間、すぐに保育器へ。
血中酸素の%がかなり低いという。
十分に呼吸ができていない証拠、血圧も高い。
お腹の動きで、かなり早い呼吸を繰り返しているのが分かる。
生まれる直前まで「へそのお」が首にまきついてた、と耳に聞こえる。
ゴンは羊水におぼれて、水をたくさん飲み込んでいたらしい。

目の前に表示される数値が赤く、電子音が危険を知らせ続ける。
ほんとに一瞬目の前が暗くなる。
息子を誰かに奪い去られてしまいそうな感覚。
担当医はすぐに新生児専門の病院を探して搬送させるという。
同意して自分が乗り込むことになる。

出産直後で痛みと大量の出血、極度の疲労にもかかわらず、
車椅子に乗った妻が弱々しく保育器に近づいてゆく。
「がんばれ、ごめんね、ごめんね、私のせいだね、ごめんね。」
ガラス窓越しで詳しくは聞こえなかったが、
手を保育器に伸ばし、泣きながら訴えるその光景は、
僕が今まで見た映画やドラマ、小説のどんな場面よりも心を打った。
「母性」とは所謂ひとつの究極の美なんだと。
腹にグッと来るものがあった。
絶対に死なせない。

僕とゴンを乗せた救急車は快調に飛ばしていた。
集中治療室のある大き目の病院を目指す。
あまりのスピードに、つんでいた保育器ごと赤ちゃんも飛んだりもんどりうったりするものの、
当の本人は両腕を大きく伸ばして大あくびときたもんだ。
「これなら生きる、強い、大丈夫、生き延びる」
僕はそこで確信した。

深夜に病院について、明け方まで検査が行われた。
検査結果を聞くまで僕は待合室で1人だった。
暗い病院は少し不気味。
もう何時間経っただろう、
あまりにも長い検査時間に、不安が胸をよぎる。
睡魔はこないけど疲労がのしかかっていた。

少しして担当医と看護婦から説明を受ける。
だいぶ落ち着いたものの、最低でも1週間は様子を見るとのこと。
今日は帰ってもいいとのこと。
赤ちゃんにさわってもいいとのこと。
意識が少し飛びそうな時間だったけど、何とかゴンに触れて
「またくるよ、がんばれ、まけるな、・・・・」
とにかくいろいろ話しかけた記憶がある。
看護婦に諭されて部屋をでて、タクシーを拾い家で爆睡となった。

2時間後くらいに目が覚めてしまった。
今日は大事があり、朝から仕事に向わなくてはいけない。
体を引きずりながら何とか仕度を整えて家をでた。
寝不足と疲労で頭がどうかしてたんだろうけど、
昨夜の妻のゴンに対する涙の訴えと、車椅子の後姿が妙にリアルによみがえってきて、駅に向う数分間泣きっぱなしだった。
朝早めだからそれほど人は通らないけど、異常だったろう。
それこそ人目もはばからず泣いた。
嗚咽までしてた。
駅につく頃には目が違う意味で腫れてたと思う。

僕が生まれたときも体が弱く、1ヶ月ほど両親から隔離されていたという話を思い出していた。
歴史は繰り返す、不思議なもんだなと妙な納得をする。
そして覚悟も決まったように思う。
そしてそれを忘れないようにここに記録としたかったのさ。。

ゴン、待ってるからな。

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【編集】 |  00:53 |  【狩】さ、酒をくれぇ~  | トラックバック(0) | コメント(1) | Top↑

コメント

■あけおめ!!
ご無沙汰してます。今年も宜しくお願いします。
正月は娘のために、色々頂きましてありがごうございましたv-238
ゴンちゃん、元気みたいでよかったです☆
子育て頑張ってね~!!
爺 |  2008.01.13(日) 23:36 | URL | 【コメント編集】
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